FXでアベノミクス相場の円安に引っかかって失敗
A.Iさん(20代)
40万円入金して取引を始めた2012年の夏、この時期の相場は円高傾向にありました。
豪ドル円は80円から83円辺りを行ったり来たりしているチャートになっていました。これは、同じ場所を行ったり来たりするレンジ相場です。
戦略は、80円付近で買い、83円に近づいた位置で売ります。
80円付近で豪ドル円を1000通貨買って、82円に到達したところで決済すると、2000円の含み益が出ました。
その後相場は、少し円安に進んで再び80円に戻ってきました。売りそびれたことを後悔して、次に戻ったら絶対に売ろうと決意しました。
再び80円の位置で買いを行うと、今度も上手く進んでくれて、また同じ位置で決済しました。
合計で4000円の利益になりました。
今度も売りをしてもいい位置に戻ったのに、売りをするときに支払うスワップが嫌でまた躊躇しました。
秋頃、豪ドル円が84円まで来た動きを見て、これは行き過ぎだから絶好の売りポイントだと思って、売りをしました。
下がると思って売ったのに、少しも下がる気配がありません。
この時期がアベノミクス政権が誕生する前の相場で、その後相場は90円到達後、100円も付けてしまいます。
円高から円安への転換期を迎えた相場だったと今思います。
しかし、そんな雰囲気も察知できず売ってしまい、進んだ価格を前にすると損切りしようという気持ちが起こりません。
今までの利益がなくなる88円の位置で切ろうと思って設定したのに、価格をずらしてしまいました。
過去の日足で豪ドル円が90円を付ける場面がないと感じると、90円には絶対来ないだろう!もうこの位置に来たら諦めることにしました。
その間、くよくよして泣き、食欲を失い、頭痛もして体調が優れなかったです。
約1ヶ月間苦しい思いをして年末に6000円の損切りをしました。先に出た利益も入れると、2000円の損です。