FXはリスクコントロールが投資の決め手
N.Fさん(40代)
今では、メジャーとなったFX取引。私が始めたころは、主として金利差を使用したオージー円・キュウィ円のキャリートレードが主でした。あとは、ポンド円ですね。私は主としてオージー円を1000万円程度の証拠金で3~5倍のレバレッジで保有し、差損200万円、毎日の収入が10000円程度にして、毎日ほかの仕事に打ち込んでいました。
ところが、ふとしたことでマーケットを見ないうちにストップロスが外れてしまい、さらに悪いことに2008年のリーマンショックで110円が54円になる際に、枚数を減らすのではなく、狼狽してすべて手動でロスカット(というよりも赤字になる前に利益確定エクジット)してしまいました。
もしも、きちんとリスクコントロールをしていれば、40円になってもポジションは持ち続けていられたのですが。
どこまで下がれば、どれだけのポジションを減らしていくか、きちんとリスクコントロールをしているような知識もスキルもありませんでした。ただ、ポジションの70~80円から60円程度まで下がっても大丈夫だから、100円以上のほったらかしでいいだろう、などという、安易な投資態度であったのが敗因でした。
何が起きるかわからないのが投資です。
だから、何かが起きた時に、どうすればよいかをあらかじめ決めておくことがリスクを軽減するのです。
これは、現在のプログラムトレードでも同じです。だれも責任はとってくれません。自分が納得のいくルールを持っていることが勝ち残る唯一の方法であることを知りました。