ドイツ銀行破綻でリスク回避かと思ったのに…
A.Iさん(20代)
2016年9月の終わりに、ニューヨーク時間で豪ドル円を1000通貨売りました。その日はドイツ銀行破綻の懸念で朝から円が買われやすい地合いになってました。チャートを確認すると、前日のニューヨーク時間深夜から下げが始まっていました。前日の豪ドル円は原油価格が反発したことが好感されて朝から急上昇していたのです。
そのときの日足の環境はレンジというより不規則なもみ合いのような感じで、方向感が読めないチャートになっています。それでも1つだけわかったことは、長時間足で数回止められているラインを上にブレイクしたという事実で、その付近まで落ちてきたら買いたいと考えていました。
しかし、朝に確認するとラインを割れており、売り方向で考えたい場面。1分足や5分足を確認すると、すでにたくさん売られてどちらにも行けない状態でした。
私が決めたルールに、たくさん売られた後は様子見があります。何もしないでいたら噴き上がって、これからまた円売り再開なのか?と思う動きになりました。いつも急激な相場について行って負けているので何もしないでおきました。
夕方に確認するとかなり下げた後だったので、今から売っても遅いと諦めました。戦略としてはかなり戻したところで売ろうというもの。待っていたらニューヨーク時間に目標の価格に来たので売ったのですが、全然下がりません。
5分足チャートは陰線より陽線が強い感じで、ゆっくり押し目を作って上げている感じでした。おかしいと思って決済も考えましたが、チャートは戻り売りの場面。損切りまで20PIPSで狙える値幅が50PIPS近くある位置だったので粘ることにしました。
しかし、1時間後には急上昇して200円の損失が確定しました。上昇の理由は、原油価格の反発でした。日足でトレンドのない相場は、難しいですね。