株の信用取引の危険性と陥りがちな事例
K.Yさん(50代)
株式取引は現物取引と信用取引 があります。信用取引は証券会社に 預け入れた現金または株を担保にして 約3倍の取引ができる制度です。
リスクもリターンも大きいので多くの 個人投資家が利用します 。
個人投資家は基本的に下がった株を 買って値上がりすると売って利益を確定します。
株は一本調子で上がったり下がったりするわけではなく数日または数週で上がったり下がったりという小波を描きながら 、3ヶ月6ヶ月という単位で上昇または下降します。
したがって落ちて安く買ったと思ってもそれから更に下がる場合もあり、また幸い上がったので売り利益を確定すると、それからまた上がってもう少し売るのを待てば良かったということもあります。
ここでおおきな失敗するケースの事例です。
先のケースのように信用取引で買った株が、大きくは下がらず小さな波形を描きながら少しづつ下降している場合、もう少ししたら上がるかもしれないので、買った値段近くまで上がってから売ろうとして、損益のまま様子をみることが多いのです。
もう少しもう少しといううちに、大暴落することがありこうなると損失が莫大な額になってしまいます。
したがって損切が必要なのですが欲に目がくらみ判断を誤ってしまいます。