株価チャートが気になって神経性胃炎になってしまいました
Y.N(30代)
10年前、株で30万円以上の損をしました。
株をしてたのは3か月で、短期間でした。株の本を読んだり、株のゲームをしていたら、「誰でも出来る」というような表現が何度もあって、その気持ちになってしまいました。
株価チャートを本で勉強して、ローソク足の陽線、陰線など見ましたが、必ず、チャートの読み通りにはいきませんでした。
買い注文が多く集まっていたはずの銘柄が、自分が買うなり、株価が急落したり、素人には予想もつかないことばかりでした。
あまりに酷い急落で、あわてて損切りばかり繰り返してしまいました。
そして、損切りすると、また株価が上昇したりして、なぜそうなるのかさえ分かりませんでした。
株を買うたびに手数料もかかるし、株価が急落する恐怖を知ってしまったため、株を長期間持っていることが怖くなりました。
眠っている間に株価はどうなってるんだろう、明日の朝、株価はどうなってるんだろう、と、夜になると、株価チャートを見れないことが怖くなるようになりました。
そして、少しでも株価が上昇したら、すぐに売っていました。でも、待っていればもっと株価が上がった銘柄もいくつかあったのに、待っていられませんでした。
予想が外れて株価が下降したときは、大きく株価が下がったので、それまで、株でわずかに利益が出ていたとしても、一瞬でマイナスに転じました。
世界の市場や、政治の事も、あまり興味が無く、ただチャートだけ見て株をしたのは、浅はかでした。
デイトレードでも、大きな利益を出している人達が大勢いるのに、私は、気付けば損ばかりしていて、神経の使い過ぎで胃炎になるし、株に向いていませんでした。
そして、株価は時々、世界情勢の影響を受けて、ブラックマンデーや、リーマンショックのような株価大暴落になる時もあります。
こんな時は、凄技の投資家でも損失を受けると思いますが、そんな状況に陥っても、投資を繰り返し、元通りの資産にした投資家をテレビで見た時、「株は、こういう凄い人がするものなんだ」と思いました。