FX失敗談・株失敗談まとめブログ

人は成功よりも失敗から多くを学ぶといいます、そんな失敗のエッセンスを集めてみました。投資を成功させたい人御一読あれ。

10年持つ投資信託はあるのか

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N.Fさん(50代)

老後の資金を投資信託にゆだねる人が増えています。私も、1年だけですが、投資信託に資金を預けました。N証券やD証券のものや、トータルリバランスの高いもの。シャープレシオの高いファンド。いろいろ考えて、当時の世相でグローバルバイオ株のファンドを中心として、日本株アクティブファンド、DOWベンチマークの3種類を購入しました。

当時、アメリカのバイオ株が大変な上昇で、1年間は1.5倍になるようなパフォーマンスでした。日本株のアクティブ運用ファンドは、購入日が暴落していた際の価格でしたので、30%程度のパフォーマンスでした。これも、日経の10%上昇よりも好成績でした。

しかし、1年後、中国発チャイナショックで、多くの株式が暴落。収益もほとんどプラスマイナス0と言う感じでした。むしろ手数料で、足が出るくらいでした。それに比べて、ダウのインデックスファンドはノーロード(手数料ほとんどなし)で、かえって収益が安定しています。

超長期のチャートを見るとNYDOWのベンチマークは右肩上がり。あの1931年から始まる世界恐慌も20年もすると元通りです。そして、右肩上がりのまま、現在に至ります。
もちろん、世界恐慌クラスの暴落の可能性が指摘されている現在、NYDOWだけでは不足でしょうが、下手な投資信託ならば超長期投資としては、ベンチマークへのインデックス投資のほうが効率いいと思いました。

もっとシビアに言えば、3年持つファンドは3割に満たないとも言われています。10年後に生き残るものは100に1つ程度だそうです。シャープレシオの高いファンドほど、変化に弱いのです。高パフォーマンスな投資信託に目がくらむよりも、インデックス投資のほうが老後の資産を守るのには適しているでしょう。

バフェットも自分の財産は、死後、インデックス投資だけにしてくれ、と言っています。