投資信託のリスク分散に失敗

S.Sさん（４０代）

私は老後資金を作るために資産形成をしようと投資信託を４年くらい前から始めました。いろんな本やＷＥＢサイトを見て研究したのちにインデックス投資信託の定期積立をすることにしました。それはトピックスや日経平均などの指数に連動して動く投資信託で分散リスクが十分にとられていることが主な購入理由でした。

個別の株で利益を上げるなどという専門知識があっても困難なことをするより、基本的にその指標のマーケット全体が成長するだろうという大まかな予測に賭けて投資することにしたのです。

そしてアセットロケーションはおおよそ国内株式：先進国株式を半々くらいにしました。これでおおよそ全世界の株式に分散したことになりますね。そして毎月それぞれに1万円づつ積立をしていました。

そしてアベノミクスで株価が急騰したある日のこと、もう少し大きな金額を買わないと儲けが少ないなあと思ってまとまった金額の投資信託を買いました。そうするとそれはここ最近では最高値の時期でしたのでトータルでは現在大きな損失が出ています。

ご存知のように海外ではギリシャなどの金融不安やイギリスのＥＵ離脱など不安定要素が多く株価は下がったままです。また国内ではデフレが脱却できずに円高に振れているため株価も低迷で改善の様子は見受けられません。

コツコツ積立していればこんな失敗もなかったのですが、欲張ったばかりに大損しました。