株のリスク分散を怠ったために忌々しい思い出に
Y.K(50代)
今思い出しても忌々しい思い出ですが、過去に株式投資でかなりの損失を出してしまったことがあります。 基本的に私は現物投資なので、信用買いや売りはしません。そのため大きく損失を被るというケースは少ないのですが、それでもやはり苦い思い出が無いわけではありません。
私が損失を被った株式は、バイオ系(製薬系)の株式です。基本的にこれら株式はマザーズやJASDAQが主になるため、ハイリスクハイリターンの運用益が期待できます。そして、当初は利益を稼ぎ出せていたのです。
具体名を出すのは憚られますので割愛しますが、1,000円にも満たない株価が大きく数倍に跳ね上がるなんてことも経験しました。そしてこれが感覚を麻痺させてしまったのでしょうね。分散投資を切り替えて、製薬系に重きを置く投資スタイルに変えたのです。
そして、その切り替えた時が製薬系のピークでした。私が購入して以降、株価が騰がることも無く、途中のIRに一喜一憂しながらもダラダラ下げていく一方。たまに急騰する時もありましたが、まだ行けるのではないかと握り続けて結局は元の木阿弥です。
最終的に、持ち株の多くが含み損を抱える結果になり、配当も出ないことから泣く泣く手放しました。損失額は、投資金額500万円ほどの半分近くになります。
株式投資のイロハのイとして、分散投資が推奨されていますよね。それを守らずに製薬系に夢を託してしまい、夢破れた情けないお話でした。ちなみに2015年の話です。