FXでは慎重に取引しても、とんでもない相場を掴むことがある
A.Iさん(20代)
相場で大事な資金を守るための方法として損切りがあります。
誰もが当たり前に実践していると思いますが、もう1つ大事なことがあり、それは様子見です。
トレードを行うにあたり、理解できない動きをする相場があります。大事な資金を減らさないためにも分かるようになるまでやらないことです。
初心者の頃、ポジポジ病がひどく、どんな相場でもやって失敗したので、さすがに選ぶようになりました。
慎重にエントリーするようになりましたが、時にはとんでもない相場を掴んで、すぐに損切りになるケースがあります。
イギリスがEUを離脱した影響でリスク回避になった相場で、豪ドル円を1000通貨売って600円の利益を頂きました。
その後も市場の混乱が続いてリスク回避になるだろうから売りを狙っていました。
しかし、ショートカバーがきつくて、EU離脱で付けた安値から4円程上昇しました。エントリーしていなくて良かったです。
その後、毎日コツコツとスキャルピングを行い、トータルで2000円近い利益がでました。1週間が経過した頃、豪ドル円が勢いよく下に突っ込んでいきました。
月末ということで調整が主体の相場でした。最初はゆるい下げで勢いがなかったので売らないほうがいいと思いました。
ところが、急に勢いが増したのでチャンスだと思い、1000通貨売りました。運が悪いことにすぐに相場は反転していき、あっけなく300円の損が確定しました。
落ち着いたところで売り直そうと待っていたら、全戻しになっています。
あれだけ勢いよく下げたからまた売られると思い、全戻しした位置からもう1度売り直しました。
利益が倍取れる可能性が高い場所で入ったと思いました。
50PIPS上に損切りを置いたのですが、20PIPSも逆行してしかも下がる様子を見せないので、自らポジションを決済して、合計500円程の損失になりました。
その後、相場は全く下がらず上に行き、もみ合いとなりました。
豪ドル円の1時間足は長い下髭が形成されていました。このチャートを見たとき、おかしいと思って売り直しを控えていれば300円の損で済みました。
そして、最初エントリーした場所がだいぶ下げた場所だったので、もっと警戒するべきでした。