イギリスのEU脱退による株の下落で大損
N.Hさん(60代)
私は、この春、定年退職をしました。以前から、株式には興味を持っては、いましたが、仕事が忙しく、株式をする時間もなかなか取れませんでした。実際に株の取引をはじめたのは、定年後のこの春からです。
時間もゆっくりとれるようになったので、証券会社に口座を作りました。最初は、百万円くらいで、株の取り引きを始めました。日本経済新聞をとったり、今まであまりニュースも聞かなかったけど、ニュース番組は見るようにしていました。1か月くらいは、損をすることもなく、毎日取引をするわけでもなかったので、平穏にいっていました。
しかし、6月に入ったら、イギリスのEU離脱の問題が突如入ってきました。前日までは、イギリスはEUに残留するだろうと言われていました。その朝も、日経平均株価も順調に上がっていきました。私もイギリスのEU離脱はないだろうとどこかで信じていました。
しかし、お昼を過ぎた頃から、日経平均株価も下がっていき、イギリスのEU離脱の報道がありました。株価は、見る見るうちに下がっていきました。私は、どうなるんだろうと頭の中が、真っ白になってしまいました。怖くて思わず、持っている株を全部売却してしまいました。
その後、1か月くらいで、日経平均株価も持ち直しましたが、私は、それ以来、株の取り引きをやめてしまいました。一瞬にして、お金が半分くらいになってしまったことで、なんか、気力がなくなってしまいました。
世の中、トランプ大統領が誕生することで、株価も随分上がっているのに私は、何もしていない現状です。なかなか、失敗から抜け出せないです。