FX失敗談・株失敗談まとめブログ

人は成功よりも失敗から多くを学ぶといいます、そんな失敗のエッセンスを集めてみました。投資を成功させたい人御一読あれ。

目先の毎月分配金に目が眩んだ結果含み損を抱える事に

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S.Kさん(30代)

私は30代の主婦で投資歴は2年ほどです。

30代になってから家族の生活費が増えてきたり、住宅取得などを経験し、想定以上の出費が続いています。家庭を持つとこれほど出費が多くなるのだと痛感し、それから投資に興味を持つようになりました。

 いろいろと調べた結果、私には投資銘柄を選定するのは難しいと考えるようになりました。ですので、初めての投資は、投資信託を購入してみようと思いました。

投資信託と言っても想像以上に本数が多く、内容もそれぞれでした。投資経験の浅い私は、どれを選べばよいのか全くわかりませんでした。

そんな中、毎月分配型という投資信託を見つけました。

私には家族がいるので、たくさんの投資費用を準備することが出来ません。数ある商品の中で毎月分配という言葉は、私にはとても魅力的に見えました。

毎月いくらかの配当があれば、それを貯蓄に回したり、旅行費用に充てられるのではないかと期待したからです。

ですので、夫を説得しその中でもかなり高配当であった、毎月分配型のブラジルレアル債券投信にボーナスをつぎ込むことにしました。

どうして債券にしたのかというと株ではなく、債券の方がなんとなく安全ではないのかという意識が漠然とあったからです。

はじめの方は毎月分配金がお金が振り込まれ、とても満足していました。

ブラジルは新興国としても資源が豊富でとても期待されていましたし、安心してお金を預けていました。

ですが、リオデジャネイロオリンピックの工事が進んでいないといったニュースを目にしたあたりから、だんだんと雲行きが怪しくなってきます。

2016年の始めのほうですが、原油安の影響もあったと思います。

基準額が下がっていき、とうとう毎月分配されていた配当を合計しても損が出てしまう状況となりました。

手数料も高く、得をしていたのは一瞬だったと思います。

現在も10数万円ほど損をしている状況です。 

買い増して購入額を下げようとしても、手数料が高く躊躇しています。

毎月分配という目先の配当に誤魔化され、初めての投資は失敗に終わりました。今でも損をしていますが、なんとなく持ち続けてしまっています。