FX失敗談・株失敗談まとめブログ

人は成功よりも失敗から多くを学ぶといいます、そんな失敗のエッセンスを集めてみました。投資を成功させたい人御一読あれ。

優良電機メーカー株を年初来安値で買うも、下り続けて塩漬けに

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H.Nさん(30代)

大手電機メーカーの株を購入した所、株価は下落する一方!株価は購入時の半額まで落ち、そのまま塩漬け状態になってしまいました。

株をトレードする場合の概念は、「安い時に買い、高い時に売る」というのが基本的な概念かと思います。

株を始めて2年目の当時、2010年頃、チャートと「年初来安値」の文字だけを見て、「かなり安くなっている!」と思い、大手電機メーカーの株、2社を60万円分買いました。

ただ、チャートが右肩下がりの状況は進んで行きます。

1週間経って「そろそろ戻って来る筈だ!」と、ポジティブに考えましたが、それでも株価は下がる一方でした。

1カ月後も2カ月後も、「そろそろ底なんじゃないか?」「ここから上がって来るんでは!?」と期待しているにも関わらず、株価は上がる気配はなく、下がるだけでした。

結局、株価は購入時の半値まで下がってしまい、塩漬け状態になりました。

塩漬けが続いて4年程経った時、偶然「アベノミクス」で盛り返したタイミングで売却。

運良く「損失」の形は免れましたが、4年間、別の企業に投資していれば、しっかりと儲けることはできた筈です。

4年間の塩漬けというのは、時間という形で、かなり大きな打撃を受けたと言えます。

この失敗は、「大手電機メーカーだから大丈夫!すぐに戻して来るだろう!」という安易な考えから投資した失敗でした。

現状を見ると、大手電機メーカーは苦境に追い込まれています。

大手だからと言って、「年初来安値」「チャートの底」を読み取った「逆張り投資」は厳禁であることが分かりました。

電機株と言えば、日本の優良企業が揃ってますが、それは過去の考え方です。 これからは、今勢いのある自動車やスマホ銘柄も下がるかも知れません。

過去の栄光を見るのではなく、次の世代に対しての投資をすることが株式の醍醐味であり、正解です。

今までの株価に比べて「安い」という考え方は決して良い考え方ではないのです。

株で儲けるのは、とても難しいです。

これからの情勢をしっかりと考えて、値上がりの可能性の高い銘柄を見極める必要がありそうです。