FX失敗談・株失敗談まとめブログ

人は成功よりも失敗から多くを学ぶといいます、そんな失敗のエッセンスを集めてみました。投資を成功させたい人御一読あれ。

友人が海外FX口座で高レバレッジ取引を続けて失敗

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M.T(20代)

このFX失敗談は私の友人のものになります。

私は円高で不景気の時にFXを始めました。銀行にお金を預けても100円も貰えずに損だと思ったことで、少しでも増やせたらいいという気持ちになりました。

FXには高金利通貨を買うだけで利息のようなものが毎日貰える仕組みがあるんですね。それがスワップなのですが、私はスワップに憧れて始めました。

含み損を抱える日もありましたが、相場がなんとか戻ってくれたおかげで、為替差益とスワップを含めて5000円ぐらい利益を出すことができました。FXって1人で戦って行かないといけない孤独な世界じゃないですか?

友人にFXを紹介して始めれば何かあった時の良き相談相手になるかもしれないと思い、ダメ元のつもりでFXをやっていることを告げてみました。

友人も同じことで悩んでいてすぐに飛びついてきました。

私はリスクを恐れて1万通貨でトレードすることに踏み出せない臆病な性格、だけど友人は私とは真逆でリスクを怖がっていたらお金を増やせないから、積極的に行こうという考え。最初から1万通貨でやり、徐々に枚数を増やし、半年後に報告があった時はトレード資金100万円で50万円ぐらい利益を出したといいます。

その頃の相場は、アベノミクスの円安です。

私は負けて今までの利益をすべて吐き出してしまいました。

なのに友人はトレンドを利用してここまでの利益を得たからすごい。友人が相場で得た教訓は、トレンド相場は恐れずについていけ、レバレッジはトレンド相場でこそ増やすです。

日に日に調子に乗って、利益を出しては私のところにメールを入れてくるようになり、正直イライラしました。

相場の怖さ知らないでしょ?潰れればいいのにって何度も思いました。

数年の時が経ち、それはアメリカ大統領選挙の相場で起こります。

トランプ氏が当選すれば円高だと騒がれている中、当選間違いないと信じた友人は朝からハイレバレッジで米ドル円をショート。

そのとき友人は100万円を海外FX業者に振り込んでトレードしています。

なぜ海外のFX業者なのか?と言えば、日本ではレバレッジ25倍が最大なのに対し、海外では1000倍かけられるところもあります。

基本的にどこの業者も最低で500倍のレバレッジをかけられる仕組みです。

日本の業者で100万円の資金で全力勝負したとしても、10万通貨持つのが精一杯なところ。大きく狙える可能性がある日に、日本の業者では意味がないと考えたそうです。

友人は完全にレバレッジに支配されていますね。

私は、その相場を見ていますが、米ドル円は105円から101円まで急落するボラの大きい相場でした。

怖くて普段以上にレバレッジなんてかけてられません。

なのに友人は円高に自信を持ち、下がる度に利益確定を繰り返し、お昼までに合計で20万円稼いだそうです。

私ならもう十分なので取引を終わらせますが、友人は欲が深く、米ドル円を売り続けたら、反転の陽線に巻き込まれて得た利益のすべてを失ったそうです。

時間にしてたったの5分。悔しくてたまらなくなった友人は、上がり切ったところで売り直して倍取ろうとしたそうですが、すでに円高は終わって下がらず、朝には50PIPSのストップにかかり15万円の損失が確定です。